アフリカ亀甲竜を種まきして発芽させた後の管理方法は?【塊根植物/Dioscorea elephantipes】


植物を育てる上で難しいのは、実は発芽までよりも発芽した直後ですよね。

まだ小さくて弱々しい苗は、乾燥しやすくちょっとのことですぐ枯れてしまいます。

ディオスコレア・エレファンティペス(アフリカ亀甲竜)も同じです。

発芽までは、割といろんな方が体験談を書いたブログなどもあるんですが、本当に扱いをどうしていいか困るのは発芽後かも知れません。

今回は、発芽後の注意点についてと、読んでみてどうしても実生を試したくなっちゃったあなたに種の入手方法もまとめました。

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亀甲竜の実生からの育て方、発芽後の管理方法は?

種の時は、白い根が出てくるまでとにかく乾かさないようにして湿った状態を保つようにします。

根っこではなく、芽が先に出ることもあります。

種の蒔き方をまとめた記事で、3種類の種まき方法をご紹介しました。

鉢に普通に蒔いて毎日潅水か霧吹きする方法なら、発芽後も霧吹きを続けて表土が常に湿っているような状態を保ちます。

腰水していたなら、腰水からはあげて霧吹きに切り替えます。

ティッシュやキッチンペーパーに包んでいたなら、土に植え替えます。
芽が出て来てからも包んだままにしておくと、明るさが足りず茎が徒長してしまう場合も。

株が小さいうちは、とにかく乾かさないことです。
塊根部分が1~2センチになるまでは、乾きすぎない程度に水遣りを続けて良いでしょう。

株が元気なら、少量の液肥を水で薄めて水遣りに使っても良いです。
肥料は弱っている株には逆効果ですので、よく様子を見てあげて下さい。

また、塊根部分が土の表面に出て来ても上から土をかぶせて埋めておいた方が大きくなるようです。

小さいうちに休眠期が来てしまったら、1センチ未満の場合はそのまま乾燥し過ぎない程度に水遣りを続けましょう。
できるだけ日陰の涼しい場所に置いて管理してください。

1センチ以上になっていたら、枯れた葉っぱを切って完全断水でも。
掘り起こして、無菌の乾いた用土…バーミキュライトなどに埋めておきます。
また8月下旬くらいになったら取り出して用土に埋めなおし、水遣り再開です。

1センチ以上になっていたら完全断水でも良いのですが、まだ小さいし心配…ということなら、そのまま掘り起こさず水遣りを続けても構いません。

ただし、夏の高温で茹だってしまったり根腐れを起こしたりしないように、涼しい場所で管理するようには気を付けましょう。

だからと言って、エアコンの風は乾燥し過ぎてしまうのでこれまたNGです。

蓋をするなどして温室状態を作るのも手ですが、ずっと湿っていて風の通らないところには夏は苔が生えやすかったりカビが生えやすかったりと、何かと管理が難しいかも知れませんね。

理想は、8月下旬~9月の早い時期に種まきしておいて、6月頃から始まる休眠期までにある程度の大きさに育てておくことです。

株が1〜2センチくらいになったら、それぞれの鉢に植え替えます。

用土は、水捌けの良いものを選びます。
ただ、成長期には根がたくさん伸びるので、ある程度の保水性、保肥性のある用土を選んで下さい。

多肉植物やサボテン用の用土に少し腐葉土をブレンドするとか。

また、土に少量の元肥を混ぜ込んであげると良いですよ。
マグアンプなどがオススメ。

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アフリカ亀甲竜の種を販売しているところや価格相場は?

アフリカ亀甲竜の種は、その辺のホームセンターや花屋さんで気軽に売っていません。
今のところ、ほとんどの方がネット通販で手に入れてるのではないでしょうか。

個人間取引(という建前)のメルカリでも手に入りますし、ヤフーオークションでも手に入りますよ。

5個~10個くらいの個数で売られていて、相場は1,000円~1,500円くらいです。

ヤフオクの場合は、他の塊根植物との交配種の種子だったりする時があるので、入札する前にしっかり確認してから購入に踏み切りましょう。

個人から買うのが不安な人は、Amazonでも売っていますよ。

発芽率は、環境や種子の鮮度によっても変わりますが、50%以上は発芽するという意見が多いですね。

なので、購入は5粒でも良いとは思いますが、保険もかけて10粒以上は手に入れておきたいところです。

また、蒔いたその年に発芽しなくても、種子自体が腐っていなければ乾かして保管しておいて下さい。
翌年蒔き直すと、確率は下がりますが発芽する場合もあるようです。
大人になった株の基本の育て方も見てみる。

亀甲竜の実生の育て方まとめ

どんな植物でもそうですが、芽が出た直後のちいちゃくて弱々しい株の管理って難しいですよね。

たくさん発芽していれば、夏の休眠期に半分を断水、半分を断水しない管理で育ててみるのも良いと思います。

夏に断水しない方法でも、断水する方法でもどちらも成功している方がいるので。

育ち方の違いもわかると思いますよ。

有効な文献がない植物だけに、日々じっくり観察しながら臨機応変に自分なりの育て方を模索していくことも必要ですね。

たくさん大きくなることを祈ってます!

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