誰か大切な人に贈り物をする時、どんなものが良いのかあれこれ頭を悩ませると思います。
相手の好みのものはなんだろう…?
自分で使ってみて良かったものをあげるのがいいのか…?
手紙やメッセージは付けた方がいいのか…?
定番の無難なモノの方が良いのか変わったモノがいいのか…?
記念に残るものより食べ物やお花などの消えものがいいのか…?
でも、贈り物をする目的って何でしょう。
贈る相手に喜んでもらうため、ですよね。
だとしたら、まずは、相手を知ることから始めましょう。
相手のタイプを知る方法と、おすすめな贈り物についてまとめました。
普段何によって愛情を感じているかでタイプが分かれる
人によって愛情の表現、愛情の感じ方は様々です。
相手はどんなことを求めているのか。どんなことで愛情を感じて喜んでくれるのか。
これがわかれば、相手にピッタリのプレゼントを選ぶことができます。
そして、人が愛情を感じるには、5つのタイプがあると言います。
一つ目は、言葉で愛情を表現したり受け取ったりするタイプ。
日本人同士だとつい、「言わなくてもわかってくれるだろ…」と思いがちです。
でも、言葉で言ってくれないとわからない、という人もいます。
いませんか?
やたら「私のこと好き?」とか聞いてくるタイプ。
この質問って、関係性によっては脅迫になってしまうんですが、それはひとまず置いておいて。
あなたが「好き」と言ってくれないから、このような質問を投げかけてくるのかもしれませんよ。
または、聞いてもいないのにやたら「愛してる」「好き」を繰り返してくる人ですね。
二つ目は、サービス。
相手のために何かをしてあげたり、何かをしてもらう行動によって愛情を感じたり表現するタイプです。
いわゆる世話焼きさん。ですね。
相手のために何かするのを当たり前だと思っていますが、自分が同じことをされると大感動しちゃう人です。
人に喜んでもらえるように裏でいろいろ立ち回ってくれている人がこのタイプです。
三つ目、モノをあげたりもらったりして愛情を感じるタイプ。
いちばんプレゼントしやすいタイプですよね!
よく、おすそ分けやら何やら、やたらくれる人いませんか?
子供にたくさんモノを与えたりとか。
記念品も大切にします。記念日にプレゼントは欠かしません。
物欲ではなく、モノを「もらった」「あげた」という事実が大切なタイプです。
四つ目、他の何も邪魔の入らない、一緒に過ごす時間を愛情表現とするタイプ。
一緒に過ごす空間、時間こそが大切なので、極端に言えば何もせずただのほほんと、好きな人と過ごすだけで幸せなのです。
相手のために使っている時間、相手が自分に集中してくれている時間で愛情を感じたり表現します。
このタイプの人が一生懸命話しかけている時に、テレビを見ながらとか、新聞みながら生返事を返していたら怒られます。
でも、一緒にテレビを見る、ならOK。
一緒に近所をちょっと散歩するだけでも満足します。
五つ目が、ボディタッチ、スキンシップで愛情を感じたり表現するタイプです。
手をつないだり、ぎゅっとしたり、ちゅっとしたり。
頭なでなでもそうですね。
女子同士でも、よく腕やら肩やら触ってくる子、いますよね。
触れ合って、相手の体温を感じることで安心し愛情を感じます。
「言葉」「サービス」「モノ」「一緒に過ごす時間」「スキンシップ」という5種類の方法で、愛情を感じたり表現したりします。
これは、人間関係のカウンセラー、ゲーリー・チャップマンさんの『愛を伝える5つの方法』という本に書かれています。
で、人によってだいたい、5つのうちの1~2種類を重要視していることが多いです。
相手が、この5種類の愛情表現方法の中のどれを一番重要視しているのか?がわかれば、喜んでもらえる贈り物がわかってきます。
一度、プレゼントをしようと思っている相手をよく観察してみて下さい。
または、関係性によっては率直に話題にして聞いてみるも良いですね。
タイプ別☆贈り物のおすすめアイディア
そこで、相手を観察して5種類の中のどのタイプなのかあたりをつけたら、そのタイプにピッタリの贈り物を考えます。
「言葉」による愛情表現を大切にしているタイプには、もちろん手紙やメッセージが効果絶大ですね!
筆者のパートナーがこの「言葉」タイプなのですが、自分は書かないくせに誕生日やイベント時に「手紙」を要求してきますww
言葉による愛情表現を重要視していない人からすると、本当に困ってしまったり照れくさかったりするのですが、プレゼントとしては一番安上がりではありますw
何か別で、物をプレゼントするにしても、簡単で良いのでメッセージは必ずつけましょう!
モノは正直何でも良いです。
手紙の方に、より大きな比重を置きましょう。
「サービス」するのが好き、されると感動するというタイプの人には。
何かを作ってプレゼントしてあげるのがおすすめ。
料理やお菓子でも良いです。
料理とかできないよ…という人は、モノをあげるにしても「ひと手間」かけたものをプレゼントしましょう。
母の日父の日なら、いつも父母がやっている家事や家のことを手伝ってあげる、お手伝い券とか。
肩たたき券、マッサージ券なども良いですね。
他にも、すべて自分のエスコートで旅行の計画を立てて連れていく、というのもいいかもしれません。
「モノ」をあげたりもらったりすることで愛情を表現する人には。
これはもう、断然消えものよりも「形に残る記念品」をプレゼントしてあげて下さい。
何でも良いです。
って言っても困ってしまうと思うのですが…。
飾っておけたり、身につけられるものが良いと思います。
いつも、身近で「もらった」ということを確認できるもの。
置物やぬいぐるみ、時計、アクセサリー、男性なら仕事の時使えるちょっと良いペンや手帳、ネクタイと言った具合です。
「一緒に過ごす時間」で愛情を感じたり表現したりする人の場合は。
一緒に食事に出かけて時間を過ごすというのはどうでしょう。
一緒に出掛けられればどこでも良いというのがこのタイプの人ですが、よりお互いに集中できるように、少し静かでおしゃれなレストランやバーがおすすめ。
個室なら、なお良し。
モノであげるなら、一緒にできるアナログゲームが良いですね。
将棋や囲碁、オセロといった古くからある定番のものから、集中力を要するバランス系ゲームなど様々あります。
カップルなら二人用のもの、家族の誰かのためなら、家族全員でできるようなファミリーゲーム、カードゲームなどで、一緒に盛り上がりましょう。
「スキンシップ」することで愛情を感じたり表現したりする人の場合は、プレゼント選びが少し難しいですね。
肩たたき券やマッサージ券なら、スキンシップになります。
後は、上質なハンドクリームやキャリアオイルをプレゼントして、それを使ってハンドマッサージなど簡単にしてあげるのも良いと思います。
なかなか贈り物では表現しにくいので、プレゼントした後に感謝やこれからもよろしくという意味を込めて握手をしたり、いつもしないけどハグしてみるという工夫をしてみると良いかもしれません。
もちろん、ハグの場合は相手との関係性によっては嫌がられるので注意してくださいね!
愛情を感じるタイプが違う場合にすれ違いで起こる悲劇
これらの愛情を感じる時に重要視しているものは、「愛の言語」と言われています。
「言語」なので、使っている言語が違うと相手のことをまったく理解できません。
日本語しか知らない人と、英語しか知らない人が話しても、まったく意思疎通ができませんよね。
または、英語という言語の存在は知っているし簡単な単語はわかるけれども、実際話してみるとちんぷんかんぷんという場合もあります。
それくらい、この「愛の言語」のタイプが違うと、お互いに理解できなくてすれ違いが起こってしまうんです。
例えば、言葉で愛情を感じるタイプの人は「好き」とか「愛してる」を一生懸命言ってきます。
でも、言葉を重要視していない他のタイプの人からすると、「あんまり好きとか愛してるとか言われると逆に嘘っぽい…」と感じてしまったり。
よく、女性が男性に「好きって言って!」と言いますが、相手の男性は「いつも一緒にいるんだから好きなことくらい言わなくてもわかるだろ」となってしまいます。
この場合は、女性が言葉で愛情表現するタイプで、男性が一緒にいる時間で愛情表現するタイプだから起こるすれ違いです。
親が子供にモノをせっせと与えて愛情表現していても、子供がモノを重要視していないタイプなら「愛されていない…」と感じてしまうかもしれません。
こういうすれ違いから起こる悲劇は、しょっちゅう起こっています。
筆者は一緒に過ごす時間を大切にするタイプなので、言葉を重要視している主人と意見が全然合いません。
「最近全然手紙をくれないな~」と言われてめんどくさいなーと思うしw
いつも、近所のスーパーでもいいから一緒に買い物をして手をつないで帰ってきたいんだと、買い物袋を提げて道を歩いているカップルの写真まで見せて訴えているのに全然わかってもらえないですしw
お互いわかってくれない不満がけっこうあります。
幸いなことに、二番目に重視している「スキンシップ」が同じだったために、今まで二人一緒に過ごせていますが…。
自分の周りにいる人たちを、この5つのフィルターで見るようになって、それぞれのタイプに合う接し方で好意を表現すると、人間関係がよりうまくいくようになりますよ。
一度試してみてくださいね。
プレゼントのアイディアまとめ
贈り物は、相手に喜んでもらえるようにするものですよね。
それにはやっぱり、プレゼントを贈る相手を良く知らなければ、迷惑になることもあります。
じゃあどんな風に相手の喜ぶものを探せばいいんだろう?と思った時に、ひとつのヒントとして、この「愛の言語」の考え方を使ってみてはいかがでしょうか。
あなたがプレゼントを贈る相手とより良い関係を築けることを祈っています^^