多肉植物を育てていると、次々新しく欲しくなったり、わさわさ群生させてみたくなったり、とにかく増やしたくなってきます。
小さい状態の赤ちゃん苗はとっても可愛くて癒されますし、増やした目多肉植物は、フリマアプリなどで里子に出したりもできます。
こちらでは、多肉植物の葉っぱをもいで、そこから小さな赤ちゃんを育てる方法を見ていきます。
成功すれば、一気にたくさんの赤ちゃん苗が作れます!
豆粒くらいの小さな赤ちゃんがたくさん育っていく様子は愛らしくてたまらないですよ^^
多肉植物を葉挿しで増やし管理するコツは
葉挿しとは、黙っていても葉っぱがぽろぽろ取れてくるようなタイプの多肉植物を増やすのに向いています。
葉挿しに向く種類
グラプトペタルム
パキフィツム
セダム
エケベリア
ガステリア
カランコエ
クラッスラ
などが向いています。
一部根の太いハオルシアも葉挿しできます。
準備する道具
バット、トレイ、植木鉢など、土を入れられるものなら何でも。お好みで。
新しい土
ピンセット(あっても無くても良いが、葉っぱが小さいのであると扱いやすい)
名前がわからなくなりたくない人は、油性マジックか小さいシール、立型ラベルなど
下準備
お好みの容器に新しい土を入れておきます。
土は乾いたままでOKです。
いよいよ葉挿し。
元気でぷりぷりした葉っぱを選びます。
株本体から、元気な葉っぱを少しひねるようにしてもぎます。
この時、もいだ先っぽが途中で切れてみずみずしければ失敗です。
しっかり付け根から取るようにしてください。
左右に揺らしながらそっともぎ取ると上手くいきます。
もいだ葉っぱを、容器に入れた土の上に並べます。
土の中に挿す必要はなく、ただ置いておくだけです。
置く時の上下は親株についていた時と同じ向きで置いて下さい。
この時、後から何の多肉だったか名前がわからなくなりたくない人は、平たい葉っぱならそのまま油性マジックで名前を書きます。
100均で売ってるような小さいシールに名前を書いて、葉っぱに貼っておいても良いです。
これからも多肉たくさん増えそう!って言う方は、プランター用の立型ラベルを購入しても良いと思います。
多肉植物は似たような見た目の種類がたくさんあり、一度名前がわからなくなってしまうとほぼ見分けることは不可能なので、名前はきちんと管理しておきたいですね。
もいだ葉っぱを並べたら、風通しのよい明るい日陰、半日陰へそのまま放置です。
葉っぱの養分を使って育っていくので、発根するまでは水をあげてはいけません。
何日かすると、葉っぱから根っこがひょろっと出てきます。
1センチくらいの長さになったら、根っこの部分を少し土に埋めてあげて、この頃からお水をあげ始めます。
根っこ部分にお水をかけるようにして、葉っぱの方にはかけないようにしてください。
しばらくすると、ちっちゃい株が出て来て徐々にもとの葉は萎れていきます。
小さいうちは、乾燥にも注意してください。
萎れた葉は取って、お好みの鉢に植え替えましょう♪
多肉の葉っぱは、わざわざもぎ取らなくても気付いたら鉢に落ちていることがあります。
そのまま放置しても発根しますが、親株に水をあげた際に水がかかりすぎて腐ってしまう前に救出してあげた方がベターです^^
ビアホップ(新玉綴り)を育てていた時なんかは、小さい葉っぱが次から次とぽろぽろ取れて、子供がすごいことになってましたww
子宝草顔負けな感じです。
あと、挿し芽に失敗してバラバラになってしまったラズベリーアイスも、葉っぱからたくさん芽が出たため結果的に挿し芽よりもたくさん増えたことがあります(笑)
本当に多肉植物って繁殖力旺盛ですね。
まとめ
葉挿しは、一枚の葉っぱから一つの芽が出てくるため、葉っぱの数だけ増やすことができます。
ですので、たくさん増やして寄せ植えをしたい!という場合、重宝します。
ただ、とてもちっちゃいので寄せ植えに適した大きさになるまで多少時間はかかりますけどね(笑)
それぞれの多肉植物には、増やすのに適した季節があります。
より失敗を少なくするためには、種類ごとに生育期を把握しておき、成長しやすい時期に葉挿しするのがベターです。
とても小さい葉挿しの苗ですから、ダメージを受けやすいためぐんぐん成長する時期に行う方が成功率が上がります。
多肉植物の生育期についてはこちら。
他の増やし方も覚えて、より多肉ライフを充実させましょう。
株分けでの増やし方はこちら。
挿し芽(挿し木)での増やし方はこちら。