夏休みの自由研究の他に、やっかいなのが読書感想文ですよね。
本があまり好きでない子供がなかなか読む本を選べず、作業が進んでいないようだったら少し手助けしてあげましょう。
かといって、親が選んだ本を押し付けただけでは、本の嫌いな子供は読むモチベーションが上がりません。
子供の気が済むまで、子供が自分で興味を持てる本を選べるように一緒に本を探してあげるには、どんなところを気を付けてあげれば良いのでしょうか。
読書感想文 小学生で書けない子供の本選び
子供が自発的に「これが読みたい」という本があるのなら、話は簡単です。
しかし、普段から本があまり得意ではなく、読みたい本を聞いてもぱっとしない場合は、親が手を差し伸べてあげることも必要です。
まずは、興味のあるテーマを一緒に考えてみましょう。
子供が普段から興味のあること、ものは何でしょう。
ゲーム? スポーツ? テレビ? 漫画? 何でも良いです。
ゲームが好きなら、それはどんなゲームなのでしょうか。
スポーツゲーム? ファンタジックな世界観のRPG? パズルゲーム?
いつも子供が好んでやっているゲームの特徴を、リストアップしていきます。
テレビや漫画でも同じです。
その中に共通するテーマは何なのかを、親子で探っていきます。
野球が好きなら、野球について書かれた本、野球の偉人の本、主人公が野球をしている物語の本などです。
ファンタジックな世界観が好きなら、ファンタジーの本、SFの本、昔話や神話、妖怪の民話など。
ペットなどを飼っていて、特定の動物が好きなら動物が活躍する話などもあります。
普段外で元気に走り回っているような子供なら、漂流や冒険をテーマにした話なども良いでしょう。
絵を描くのが好きな子供ならば、表紙で選んでしまうのも手です。表紙の絵というのは中身全体を表現していますから、案外表紙で惹かれて読んでみるとフィーリングが合う場合も多いのです。
読書感想文とは、何もみんなが知っているような名作でなくとも良いのです。
子供が読みたいと思って読むのならば、それが第一歩です。
小学生の読書感想文で本選びのポイント
とは言っても、まだどうして良いかわからない、という場合もあると思います。
一番のポイントは、子供の力に合った本を選ぶことです。
本を読み取る力は子供によって差があって当然です。
〇年生だからこのくらいの本は読まなくてはいけない。という思い込みをいったん捨てましょう。
どんなにおもしろい本でも、本人が読んで内容を汲み取れなければ苦痛ですし、その後の感想文も書くことができません。
読めるということは、書いている文字が読めて、単語の意味や文章の内容が理解できるということです。
最初の1ページくらいを読んでもらって、子供に面白そうか聞いてみてから本を決める方が失敗しないでしょう。
また、本を選ぶ道具になるポイントもいくつかあります。
インターネットでおすすめの本で検索しても良いでしょうし、図書館へ行って検索システムでテーマや興味のある題名を入れて検索しても良いでしょう。
また、本を紹介した本、というものも多数存在します。
それらを利用しておおまかなあらすじを子供に話して、それで興味を持ってもらえるかどうか見てから本を決めるのも手です。
また、子供が小さいころに気に入って何度も読み聞かせしたような本があるなら、それをもう一度読んでもらうというのも良いです。
「小さい頃はこう思っていたけど、今読んだらこうだった」というような読書感想文のネタにもしやすいです。
童話など、短くてみんなが知っているお話でも、新しい視点が持てれば読書感想文になります。
読書感想文で小学生におすすめの本を紹介しているサイトを利用する
それでも決まらない。子供が漫画やライトノベルのような本しか選ばず不安になってしまった。子供が何でもいいと言って選ぶ気が無い場合などは、親が選んであげるしかありません。
その時はもう、自分が子供のころ読んで面白かった本でも良いですし、ネットで検索して見つけて来ても良いでしょう。
「〇〇県 小学生 推薦図書」
「〇年生 読書感想文 推薦図書」
などの検索ワードで検索すれば、たくさん出てきます。
後はもう、対象年齢の本の中から表紙の絵を見せて、フィーリングで選んでもらいましょう。
表紙の絵で選ぶというのはけっこう大切です。最初に「面白そうだ」という印象を表紙で持ってもらっていなければ、それをくつがえすのはなかなか難しいです。
まずは「読もう」と思い起こさせるのが表紙の役割なんですね。
しかし文字だけでずらっと書いてあるようなリストもあります。
タイトルでおもしろそうだと思ったものを選んで、Amazonや楽天ブックスなどで検索してみれば、表紙の絵が見れます。
そのままポチっと購入しても良いですしね。
まとめ
以上は、子供が読書感想文の本を選ぶのに消極的な場合の選び方でした。
一番は、子供から「この本が読みたい!」と言ってもらうことなんですけどね。
そうなるためには、まず、宿題だから「読まなければならない本」が、読んでよかった、面白かった本になることが肝心です。
しっかり子供とコミュニケーションを取って、その子にあった本を選んであげたいですね。