夏休みの自由研究…。
「自由」な「研究」とはいえ、どうせなら成績アップに繋がるように普段の勉強に役立つようなテーマにしたいと考える人もいると思います。
特に小学生低学年に焦点を当てて、勉強と自由研究一石二鳥のテーマを集めてみましたのでご紹介します!
自由研究小学生低学年におすすめの理科系編
<磁石の実験>
磁石はいろいろなパターンで自由研究に使えます。
・砂鉄を集める。
様々な場所で砂鉄を集めて、どんなところにたくさん砂鉄が含まれているのか、逆にどんなところに少ないのかデータを集めます。
・磁石を置いた時の砂鉄の模様を調べる
磁石の上に下敷きや画用紙を置き、上に砂鉄を乗せる。乗せた面を指で軽くトントン叩くと、次第に砂鉄が模様を描き始める。
色々な形の磁石で試したり、磁石を並べて置いて試したりして、出来上がった模様を記録する。
S極とN局の位置もメモしておくと、違いがわかりやすい。
写真を撮っても。
・鉄を磁石にする
鉄の棒(釘など)を磁石で同じ方向へ何度かこすり、ゼムクリップなどに近づけて磁石になっているか調べます。
こする回数と磁石の強さの関係について統計をとってみます。(クリップが何個付くか、鉄の間にコピー用紙が挟まってもクリップが付くか、何枚間に挟めるかなど。
<水の中で浮くものを調べる>
・水の中に浮くものの材質を分類する
そのままの水に入れてみて、浮いたものと沈んだものを分類して書き出し、特徴や共通点などを考える。
・真水と塩水の違い
同じ大きさの容器に同じ分量の水を入れ、一方を飽和食塩水(もうこれ以上塩が溶けません~というところまで溶かした食塩水)にし、浮くもの、浮かないものを比較する。
・塩水の濃さと浮くものの関係
真水を用意し、そこへ10グラムずつ塩を溶かしていき、沈んでいたものがどのくらいで浮いてくるのかを調べる。沈めるものは卵などが手ごろです。
・塩以外のものを溶かしたら?
砂糖を溶かしても同じようなことが起こるのか、塩水の時とどう違うのか比較して調べる。
<空の観察>
・毎日の天気や気温を記録する。
自分がその日どういう気分になったか、どう感じたかなども書く。毎日同じ時間の天気予報も記録して、当たったか当たらなかったかも調べる。
・雲の観察をする。
雲を写真に撮ったりスケッチしたりして、何という名前の雲なのか調べる。その雲が出た前後に天気がどのように変化したかを記録する。
自由研究小学生低学年におすすめの社会科編
今は低学年は社会科ではなく生活科ですが、社会科に分類されるようなものをご紹介します。
<交通ルールを調べる>
・事前に家で、ネットや本などで予習をし、実際に標識がどんな場所にあるのかを調べて写真に撮ってきて、収集・分類します。
または、出かけたついでに写真に撮りためた標識の意味を調べるという方法もできます。
写真は必ず大人が一緒にでかけて撮るようにしてください。
・家に車がある人は、安全な場所に車を駐車した状態で子供を助手席に乗せ(運転席は子供がいたずらしたくなるものがたくさんあるためNG)、どこが死角になって運転者から見えないのか調べます。
赤い駐車禁止コーンや自転車、子供くらいの身長の高さを段ボールなどで工作したものなど何でも良いですが、車の外に配置し少しずつずらして、どこから見えなくなるのか試します。
この時、子供の座高が運転者の目線になるように子供椅子などで調整します。
必ず安全な場所で、エンジンがかからない状態で安全を十分確認しながら行ってください。
自由研究小学生低学年におすすめの国語・英語編
<国語の自由研究>
・漢字の成り立ちを調べる。人が人を支えて「人」、木がたくさんあって「森」などです。その学年までで習った漢字にするようにしましょう。
・オリジナルのかるたやあいうえお絵本を作る。絵が得意な子供は絵を描いたり、写真を撮って切り貼りしても。英語のアルファベットにも応用できます。
<算数の自由研究>
・いろいろな箱を分解する。箱?と思うかもしれませんが、算数では「図形」が良く出てきます。立体的になった箱を開くとどうなるのか調べるのは後々役に立ちます。
牛乳パック、お菓子の箱、段ボールなど、いろいろな箱を開いて全長を測って立体だった時の長さと比べたり、形を記録して分類したりします。
まとめ
自由研究でやったことが、後々の学習に役立つならやって損はないですよね。
子供の好きな教科、得意分野を攻めるもよし、苦手教科を楽しく自由研究にすることで苦手克服も夢じゃないかもしれません。
親御さんも協力しながら、子供の成長を一緒に楽しんでみてください。