夏休みの自由研究…テーマも決め、どのように進めるかも決め、どんなものに書くかも決めました。
いよいよ書く!という時になって、さて、どうやってまとめれば研究っぽくなるのだろう?と困って手が止まってしまう人もいると思います。
一体中身はどんなことを書けば自由研究のレポートらしく仕上がるのか。そんなことを今回はまとめてみました。
自由研究 1年生~2年生に…まずはおすすめの書き方
自由研究という言葉を聞くと、思わず「研究」なんて何を書けば良いかわからない、うちの小さな子供にはまだムリ…なんて思ってしまいますが。
子供は日々、いろんな研究をしています。
例えば、石を拾ってきて自分ルールで並べ替えてみたり、庭の草木を採ってそれを石で潰してオリジナルの香水を作ったり(子供のころやりましたがネギ香水は強烈でした!)、虫を捕まえて足や羽をもいでどうなるか観察してみたり(ww)、四葉のクローバー探しで一体何枚葉をもつものまであるかとことん探したり(11つ葉まで発見したことがありますよ)…
このような子供の遊びは、すべて「自由」な「研究」です!
ですので、実際に自由研究のレポートをまとめると言っても、難しく考える必要はありません。
年齢が上がれば上がるほど、詳細な調査や整合性が求められるかも知れませんが、まずは小学生低学年のうちは、日々の子供のちょっとした「疑問」「思いつき」「気付き」などを、子供の感じたまま子供の言葉で書くのが良いです。
時には学校に提出した後に優劣をつけられるようなこともあるかもしれませんが、研究は人に褒められるためにするものではありません。自分の知りたいことを納得のいくまで解明することが重要であって、人から賞賛されること自体が目的になってしまうと、その後の学習効率は上がっていきません。
本当に子供の将来のことを考えるならば、出来の良い悪いではなく、子供が何をどんなふうにやったかというプロセスこそが大切です。
ですので、形式にはこだわらず思った通りのことを書いていいのです。
それは子供のただの感想「~だと思いました」でも構いません。
最低限必要なのは、自由研究のタイトル(題名)と、それをやった日付、子供が感じたことをありのまま書くということです。
(学校により別途指定がある場合はその限りではありませんが…)
自由研究のレポート書き方…小学生低学年でもちゃんと見せる
とはいえ、もうちょっと体裁を整えたいとか、子供自身が何を書いていいか止まってしまっている時は少しヒントがあります。
<実験の場合>
・行った日付、時間。
・何故その実験をやろうと思ったのかのきっかけ。
・実験に使う道具と材料の紹介。
・実験のやり方
・実験の結果わかったこと
・感想
<観察の場合>
・何故その観察をしようと思ったのかのきっかけ。
・観察対象について、事前に調べたこと。
・毎日の観察結果(日付と記録を取った時間も添えて)
・観察の結果わかったこと(事前に調べたこととどう同じだったか、どう違ったかなども)
・感想
上記くらいの内容を、写真やスケッチと一緒に書くだけでかなりのボリュームになりますし、ただの感想文よりはレポートらしく仕上がります。
写真は使用した方が良いです。あるかないかで出来上がりのわかりやすさ、見栄えが雲泥の差です。何より、実際の写真は自由研究そのものに説得力が生まれます。
絵が得意な子供はスケッチでも。
ボリュームが大きくなりすぎて作業が間に合わなそうなら、やろうと思った「きっかけ」と「わかったこと」「感想」だけでもレポートの中にストーリーが出来上がります。
1~2年生ならこれでも十分な研究成果です。
まとめ
ここに書かれているだけが正解ではありませんので、子供の自由な発想を大切にしつつ、「こんなことを書きたい!」という意見があれば積極的に取り入れてしまいましょう。
大人から見たら多少「??」となることでも構いません。
子供から見たら「世紀の大発見」「オリジナリティあふれるアイデア」だったりするからです。
ただ、夏休みの間に完結するようなボリュームの調整だけは、大人がしてあげましょう…