自由研究のテーマが決まり、実際に調べことや実験してみたことをまとめます。
その時に、どんな紙や道具を使用して書けば良いのでしょうか。
一般的な書き方をさらっとご紹介し、そこに潜むデメリットと解決方法をお伝えします。
自由研究のまとめ方はどんなものに書けば良いのか
まずは一般的にこのような方法が考えられます。
<大きな一枚の紙にまとめる>
大きめの画用紙や模造紙などを使って、自由研究を1枚の紙にまとめます。
メリットは全体が一度に見渡せて、文字や絵なども大きく書けるため、目立ちますし大作感が出ます。
学校で作品展や発表会に使用するなどの場合は、一度に大勢の人の目に留まり発表もしやすいので便利です。
<ノートにまとめる>
絵日記や観察日記など、連続した記録がある場合は時系列を追いやすいためノート形式が便利です。
紙が小さいので、小さな子供には書きやすく、罫線が入っていれば文字を真っすぐ書くガイドになりますし、絵日記の形式のノートであればレイアウトに頭を悩ませる必要がありません。
<スケッチブックにまとめる>
絵の好きな子供は、罫線が無くノートよりも大きいスケッチブックならのびのびと描けます。横書きにも縦書きにもできます。
色を多用する場合も、色鉛筆やクレヨンなどの色がきれいに発色するので、文字よりも絵や図などに力を入れたい場合は向いています。
<アルバムにまとめる>
粘着性のアルバムにまとめれば、写真を多用したい場合や、葉っぱ・押し花など手軽に貼り付けられます。
のりやテープなども使用しなくて良くなるので、作業時汚れにくくなりますし、何度も貼り直し修正できます。
自由研究は低学年には模造紙やノートはNG?
一般的な方法をご紹介しましたが、まとめるのが低学年の子供の場合はどんな方法が一番向いているでしょうか。
まず、小学校低学年の子供はまだ、文字を書くのもやっとでバランスのとれた文字でレイアウトを考えて全体を俯瞰しながら書く、というのは至難の業です。
親御さんがレイアウトを考えてあげたとしても、その枠内にどのくらいの大きさの文字で書けばちょうどよくなるかなどはまだ計算できないと思います。
そうすると、一枚になっている大きな模造紙は低学年の子供にはかなり、難易度が高いと言えます。
ノートは模造紙より小さいので書きやすいかもしれませんが、ひと綴りになっているため間違ったページを抜いたりするのが難しいです。
子供が何度も間違ったり、うまくレイアウト通りにいかないことを想定すると、後から修正しやすい方法でまとめるのが一番良いし、最終的な完成度を見込めます。
つまり、小さめでバラバラになっている紙を利用するというのが、一番向いています。
レポート用紙やルーズリーフなどバラになっているもの、リングで綴ってあるスケッチブックも間違ったら一枚破れば修正できます。
大きな一枚の紙にどうしてもまとめたい場合も、画用紙を繋げて一枚のサイズにすればラクに書けます。
絵日記のように決まったテンプレートを使用したい場合は、絵日記を一度バラしてしまってから、選りすぐりのページのみ集めて製本してしまうのも手です。
それでも模造紙を使いたい!という方はこちらの記事をどうぞ。
自由研究のまとめ方小学校低学年編。大きな模造紙の書き方のコツ
自由研究の書き方が少しラクになる手順と見栄えを良くする仕上げ
バラバラの紙にそれぞれ書いていくと、最後に提出しやすいように最後にまとめる必要が出てきます。
ノートサイズのものなら、クリアファイルやリングファイルに入れてしまってから、表紙に好きな飾りを張り付けるなどしてオリジナル感を出すのが手軽です。
もっと手作り感をだしたいなら、紙を重ねて片側を3~4ヵ所ホチキスでとめ、製本テープで背の部分をくるんでホチキスが隠れるように貼ると手作りノートが出来上がります。
製本テープのかわりに太目のマスキングテープや柄のついたガムテープなどを貼ると、可愛らしく出来上がります。
まとめ
見栄えや出来上がりの完成度を重視するならば、今回紹介したように、後から修正しやすい方法でやることをお勧めします。
しかし、子供のありのままを失敗も含めて記録に残す意味であえて模造紙やノートを使用するというのも、思い出になって良いかもしれません。
自由研究はまさに「自由」な研究ですから、これが正解!というものでもないので、学校の評価を重視するか、家族の思い出を重視するかでやり方を柔軟に変えていくといいですね。
それでも模造紙を使いたい!という方はこちらの記事をどうぞ。
自由研究のまとめ方小学校低学年編。大きな模造紙の書き方のコツ