ぷくぷくした葉っぱがかわいらしい多肉植物。
様々な色、変わった形で癒してくれます。
お花屋さんはもちろん、ホームセンターや100円均一、メルカリなどのフリマアプリでも手軽に安く手に入れることがきるので、ついつい欲しくなってしまいます。
でも、観葉植物は水遣りを忘れてつい枯らしてしまう…
そんなあなたこそ、多肉植物を育てるのに向いているかもしれません。
多肉植物を買おうか迷ってる方、
一目ぼれして勢いで買ってきて困っている方、
一緒に多肉植物の育て方を確認していきましょう。
多肉植物の育て方。初心者にもできる?
ひと口に多肉植物と言っても様々な形があります。
まずはその基本的な特徴を見ていきましょう。
多肉植物はもともと、砂漠や高山の斜面など非常に過酷な環境で生きているため、普通の植物とは違い、水分の蒸発を出来るだけ少なくするためあのぷくぷくした葉っぱに水分をたくさん蓄えているのです。
もともと乾燥した地帯に生息しているため、湿度が苦手です。
多くの人が多肉植物を枯らしてしまうのは、他の観葉植物と同じような感覚で水遣りをしすぎてしまい、多肉植物が根腐れを起こしてしまうのが原因です。
とはいえ、旺盛に成長している季節に水をやらな過ぎても枯れてしまいます。
ほとんどの多肉植物が、春秋型、または夏型と呼ばれる、暖かい季節に成長するものです。
一部、冬に成長する冬型の多肉植物もありますが、あまりお店では見かけないように思います。
春、秋の気候の良い時期は、すべての型の多肉植物で日当たりの良い場所へ置き、水を土が乾いてからたっぷりと鉢底から出てくるくらいあげましょう。
春秋型の夏の管理方法は、高温多湿が苦手なので、ほぼ断水します。
気になるなら夕方など涼しくなってから、葉水か、土が半日くらいで乾く水の量にしておきましょう。
下手に水を与えることで蒸れて株が痛んだり、根腐れを起こしやすくなります。
冬はほぼ断水します。
夏型は、夏季は夕方以降の暑さが落ち着いて涼しくなってからお水をあげます。
冬は、月1、2回ほど暖かい日の昼間にお水をあげます。
もっと少なくても問題ありません。
うちのベランダに出しっぱなしの多肉植物ちゃんたちは、この冬お水をあげたのは1回か2回くらいで、あとはたまに降る雨にまかせています。
それでもきれいに紅葉して、脇芽なんかもつけて元気に育っていますよ。
冬型は、冬型という大きなくくりというより品種によって育て方が違ってくるようですので、今回は割愛します。
多肉植物、どんな置き場所で育てたらいい?
日当たりの良い場所での管理が良いです。
玄関やトイレなどで、まったく日の差さない場所は向きません。
植物ですからね。
室内なら日当たりの良い窓辺の近くが良いです。
あまり日が当たらないと「徒長」して葉と葉の間が間延びして
不格好になってしまいます。
ベランダや露地植えも良いです。
ただし真夏は直射日光が当たらないような工夫をしてあげましょう。
私はベランダに、夏だけ日よけのサンシェードをかけています。
完全に日を遮るものではなく、遮光率30%くらいのものです。
植物にやさしく、おまけで冷房のエコ対策にもなりますよ。
室内なら真夏はレースのカーテン越しで大丈夫でしょう。
冬は、室内ならエアコンの風が直接あたらないようにしてあげて下さい。
ベランダ、露地でも、寒冷地で霜が頻繁に下りたり雪が降ったりしなければ大丈夫です。
寒冷地の場合は室内へ入れてあげて下さい。
うちは今冬、雪が降った日もありましたが全部出しっぱなしでした。
サンスベリアだけ、寒さにやられて腐ってしまいましたww
(サンスベリアも多肉植物です)
他は、きれいに紅葉して、なんなら冬の間に脇芽が成長しているものなどもあって、びっくりです。
サンスベリアはショックでした…。
うちで一番長生きしていてわさわさ増えていた子だったので…。
そうなりたくない人は、やはり冬は室内へ移動した方が無難でしょう。
ただ、置き場所を数日ごとにコロコロ変えるのは良くないです。
植物は通常、根を下ろした環境に適応して生きていくものです。
物言わぬ植物とはいえ、環境が変わるのはストレスがかかってしまいます。
移動するのは季節の変わり目くらいにしておきましょう。
ここまで読んで、なんだ、多肉植物って手がかからないと聞いていたのにけっこう手がかかるな。お水もちゃんとあげなきゃいけないんだな。
と思った方もいるかも知れません。
ですが、私の経験上、半年くらいはお水をあげなくても割と大丈夫でしたww
中には枯れてしまうものもありますが…。
枯れていそうに見えても、お水をあげるとまた復活してもりもり元気になるものもけっこうありました。
または、葉っぱが一枚でも生きていれば葉差しという方法で増えていく多肉植物なので…、そこから奇跡の復活劇をとげたものもいます。
それでも、半年~一年お水をあげないと、さすがにカラッカラに枯れてしまいますのでご注意くださいww
というか、そんな可哀そうなことはしないでくださいね!
では、いよいよお家に迎えた多肉植物を育てるのに、必要になってくる道具はどんなものでしょう。
買ってきたばかりの多肉植物は、最初に一回り大きな鉢に植え替えてあげることをお勧めします。
また、ネットオークションやフリマアプリで購入すると抜き苗(土から抜いた状態の苗)で送られてくることがほとんどです。
この場合も、すぐに土に植えてあげることが必要になります。
まとめ
多肉植物は、普通の観葉植物ほどお水を必要としません。
そのため、ほとんどの場合枯らしてしまう原因がお水のあげすぎによる根腐れです。
個人的には、環境さえ良ければ(直射日光や極端な寒さを避けるなど)たとえ1か月に1回のお水遣りでもぐんぐん育って増えていく、という印象です。
そういう意味では、初心者さんやズボラさんでも育てやすい植物と言えるでしょう。
とはいえ、もっと元気に美しく育てるには、それなりのコツも必要です。
様々な種類があって、ハマるとどんどん新しいものが欲しくなってしまう多肉植物ですが、まずは一鉢買って、愛情持って育ててみてはいかがでしょうか。