夏休み自由研究。小学生低学年のテーマの選び方と進め方は。


小学校に上がったばかりの子供に自由研究のテーマを決めてもらうのはなかなか難しいですよね。

そんな時、親がアドバイスやヒントを与えてあげると良いですが、それが押し付けになってしまったり、自分で興味を持ったわけではないので子供が飽きてしまってやらない、ということもあり得ます。

どのように、子供の興味を引き出して上手にヒントを与えてあげれば良いのでしょうか。

テーマの選び方のヒントについてお伝えします。

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夏休みの自由研究…小学低学年のテーマの選び方アイデア

できるだけ、子供の自発性を育てたい、子供自らやる気になってもらいたい。と考えるならば、子供の好きなもの、興味のあることを引き出して、「これも自由研究になるんだよ」と教えてあげれば良いです。

実際、切り口によってはなんでも自由研究になり得ます。

とは言っても、例えば子供が漫画やゲームにしか興味が無いよ、という場合など困ってしまうかもしれません。

なんでも自由研究のテーマにしてしまうには、それらの『変化すること・もの』に注目したり、『分類する』という視点で考えてみます。

例えばゲームなら、昔のゲームを調べて今ではどう変わっているかを調べてみれば、たくさん出てきます。機器やソフトの形、画面、音楽、プレイ時間の長さ、コントローラーの他に使う道具などなど、たくさん出てくると思います。
それらは、理由があって変化していったはずなので、何故、現在のようになったかを考えてみるとさらに社会科系の研究らしくなります。

漫画なら人気のある漫画をジャンルごとに分類して、どんな漫画が人気を得やすいか? またそれは何故か? などを考えてみる、少女漫画と少年漫画の違いをそれぞれピックアップして比較する…などの方法もあります。

アイディア次第で何でも自由研究になり得ます。

自由研究で小学生がテーマを探す時に使えるテンプレート

とはいえ、好きなことや興味があることをいまいちわからない場合や、できればもう少し学校の勉強に役立つようなものにしたいという場合は、さらに深く子供にヒアリングしていきます。

ヒアリングする項目をテンプレートにして紹介します。

<好きなことやものからテーマを決める>

(1)好きなことやものをできるだけたくさん書き出す。

(2)好きなこと、ものについて、不思議だなと思うこと、知りたいなと思うことは何?

(3)知りたいことをどうやって調べるか考える。

(4)調べる時に危険はないか、問題は無いかをお父さんやお母さんと相談する。

(5)一番やりたいことをひとつ選んでテーマにする。

<身近な出来事からテーマを決める>

(1)最近あったできごと、見たこと・もの、聞いたことを思い出して何でも書いてみる。(今目に留まったものでも!)

(2)書き出したことについて不思議だな、知りたいな、解決したいな、やってみたいなと思ったことは何?

(3)調べたり、やってみるためにはどんな方法があるか考える。

(4)調べたりやってみる時に危険はないか、問題は無いかをお父さんやお母さんと相談する。

(5)一番やりたいことをひとつ選んでテーマにする。

上記のような順番で子供と対話していきます。
(1)、(2)の部分を子供に考えてもらって、(3)~(5)は調べたり実際やってみたりするためのアイデアを一緒に考えたり、子供に無理がないか、安全かどうかを親御さんが一緒に考えてあげて下さい。


自由研究のテーマを決めたらやり方を決める

子供が調べたい、やってみたいと言っても、まだ調べるのにどのような方法があるかわからなかったり、やってみるのにお金が必要な場合もあると思います。

また、夏休みが終わるまであと3日しかない!という時に1週間以上かかるようなテーマは無理ですね。

まったく子供任せにしてしまうとどんな危険なことを言い出すかもわかりません。

そこで、親御さんの出番です。
進め方を一緒に相談しましょう。

まず、家でやるのか? 外へ出てやるのか? どこか特定の場所へ行かなければできないのか?を考えます。

次に、どのくらいの期間でやるのか?子供のやる気や夏休み終了までの期間を加味して決めます。

実験、観察、工作などの方法がありますが、期日内にできるものを選びます。

工作はある程度完成までの日数が読みやすいかもしれませんが、実験、観察などは時間がかかる場合があります。

実験や観察の場合はテーマを決めたら欲張らず、やることを絞れるところまで絞ります。

特に小学校低学年なら、「集めて分類する」だけでも立派な自由研究になります。

対象は何でも良いですが、色で分類したり、形で分類したり、におい、味、大きさなど様々な分類の仕方があります。

例えば、たくさん葉っぱを拾ったり摘んだりしてきて、細長い葉っぱ、丸い葉っぱ、とがった葉っぱ、ぎざぎざの葉っぱ、つるつるの葉っぱ、ざらざらの葉っぱなどに分類して、それぞれ感じたことや思ったことを書いてみる、オリジナルの名前をつけるなどして、標本にしたり写真を撮って並べたり、スケッチしても良いでしょう。
種や花でも同様のことができますし、集めるものは何でも構いません。
虫や石ころ、ゴミ、文房具、調理道具、などなど、子供の興味のあるものは何でも良いです。
道具系は利用方法を詳しく調べてみたり、実際に使ってみて感想を書くというものでも良いです。

ごくごく簡単なもの、大人にとっては当たり前のことでも、その子の地道な努力の結果得られたものなら「立派な発見」なのです。

子供と相談しながら、現実的にできる範囲までやることを絞ってあげましょう。

あとは、実際に作業を行ってまとめるだけです。

まとめ

小学生の子供の「やりたい!」という気持ちを大切にしながら、それを現実化していく作業にはどうしても親御さんの協力は必要ですよね。

押し付けにならず、一緒に作り上げていくにはどうすれば良いのか…ここで挙げた方法で一度、じっくり子供と対話して話してみてください。

きっと親子ともども楽しい思い出になると思います!

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