最初に私が多肉植物をフリマアプリで売ろうとした時、いったい梱包をどうすれば良いのか?調べてみてもわからず、困りました。
先に自分で購入してみて、送ってきてくれた方の梱包や発送方法を参考にしました。
こちらでも少し触れていますが、より詳しく書いていきたいと思います。
フリマアプリなどで多肉植物を売る時の発送の仕方
個人間取引で最も多く使用されている発送方法が、
第四種郵便
というものです。
これは、種子、植物などを送る時に適用される郵便で、重量によって料金が変わってきますが、一般的な郵便物(第一種郵便)よりも安く送れます。
一番安い場合で、50gまでが72円で送れます。
普通の封書は定型内でも25gまで82円なのでお得ですね。
ただし条件は、最大重量1kgまで、縦×横×高さの長さの合計が90cm以内でそのうちの1辺の長さの最大は60cmまでです。
実際に測ってみるとけっこう大きいので、サンスベリアのような細長い株も送れてしまいます。
逆に最小は3cmを直径とする14センチの円筒かそれに似た形のもの、または9cm×14cmの厚みがないはがきや封筒のような形状のものです。
多肉植物を入れて厚みが無いということはあり得ないのでともかく、直径3cm×14cmは超えるように梱包しなければ受け付けてくれませんので注意です。
そして重要なことは、第四種郵便は中身が見える梱包で送るか、もしくは封をせずに郵便局へ持っていき中身を確認してもらう必要があります。
なので、透明の容器を使用する、箱の一部を切り取るなどして中身が確認できるようにします。
とはいえ、どこまで厳密にチェックされるかは郵便局や局員さんによったりします。
しかし、中身が見えないと取り扱い時に潰されてしまう危険もあるので、しっかり見えるように梱包する方が安全でしょう。
梱包には宛名と差出人住所を書くと思いますが、シール用紙を利用すると便利です。
局員さんからアドバイスいただきましたが、封筒でない容器を利用する場合、どちらが宛名でどちらが差出人住所かわかるように、しっかり「TO」や「FORM」などを書いておくと良いそうです。誤配を防げます。
そして忘れずに、赤文字で「第四種郵便」と記載します。
多肉植物を第四種郵便で発送する時の梱包方法
具体的に梱包に使用できる資材を紹介します。
どの梱包方法でもあった方が良いものは、次のものです。
・透明ビニールテープ
・ラベルシール
・赤ペン
透明ビニールテープは、容器の封をする他に宛名シールを上から保護する役割などに使用できます。
ラベルシールは、直接宛名が書き込めない材質の容器に貼るために使います。
赤ペンは、「第四種郵便」と記載するために使用します。太めがいいかも。
抜き苗は根っこの部分をティッシュなどで保護します。
葉っぱやカット芽はそのままティッシュなどでくるみます。
まず、お弁当パック。
全部透明のものでも、フタだけ透明のものでも。
100均などで購入してきても良いですし、使用したものをキレイに洗ってストックしておいても。
手軽に手に入るものですが、若干強度が心配な側面もあります。
葉挿しの葉っぱや小さなカット芽など、あまり立体的でないものには十分です。
透明のパックは中身が見えますので、クッション材、隙間埋めとしてこれまた100均などで売っている紙ナプキンを利用すると可愛く梱包できます。
その点、ペットボトルを利用する梱包は強度が高く安心です。
少し大きめのものも入れられます。葉っぱがきれいに開いているもの、抜き苗、カット芽などに向きます。
ペットボトルを送りたい多肉植物のサイズにカットし、中に植物を入れ透明ビニールテープなどで封をします。
通気性を良くするために穴をあけたり、キャップをせずに代わりにティッシュを詰めるなどします。
一度「中身出るような大きさじゃないしキャップしなくていいか~」と詰め物もせずに郵便局に持ち込んだら、局員さんが「中に何か入ったら困るから」とティッシュ詰めてセロテープで封をしてくれましたw
デメリットはポストに入らないため、相手側の受け取りがスムーズにいかない場合があるということでしょうか。
小箱の一部を切り取る、又は開封した状態で郵便局へ持ち込み、中身を確認してもらってから封をする方法でも。
これならば、お菓子などちょっとした空き箱でも何でも使用できます。
封筒やビニール袋などはNGです。
封筒は郵便局での仕分けの時に、ローラーにかけられてしまうことがあるため、大切な植物がつぶれてしまう危険があります。
ビニールも、強度と通気性が悪いので使用しないようにしましょう。
その他の配送方法を利用する時のやり方
第四種郵便は重量によって値段が変わりますから、土や鉢付きで重たいものや、大きくて第四種郵便の範囲に収まらないようなもの、ひっくり返されると困る寄せ植えなどは、他の配送方法を利用する方が安全です。
土&鉢付の植物や寄せ植えは、土がこぼれないように工夫が必要です。
表面をティッシュや新聞紙などで覆い、ガムテープなどで取れないように補強します。
鉢も商品の一部でしょうから、鉢に直接ガムテープを貼るのではなくしっかり鉢全体を紙で包んで、ぎゅっと締めるように貼り付けます。
<実際の写真>
寄せ植えなら、水を加えると固まるタイプの土や化粧砂を使って固めてしまうのも手です。
箱へはかならず縦に真っすぐ入れて、周りを緩衝材(新聞紙などでも)で埋め、お店で箱に「天地無用」のシールを貼ってもらいます。
発送する時に、「こちらの面を上にして運んでもらえますか」とお願いすれば貼ってもらえますよ。
陶器やガラスなどの鉢の場合は忘れずに「割れ物」シールも貼ってもらいましょう。
まとめ
植物を送るのはいろいろと気を使うことも多いですが、とにかくつぶれないようにしっかりした資材を選び、隙間を柔らかい素材で埋めてあげるのがポイントです。
第四種郵便は送料が安いので重宝しますが、追跡・保障なしなので内容物によって保障有の配送方法と使い分けるといいですね。
もし保証なしの郵便物がなくなってしまったら…こちら。