多肉植物をフリマアプリで売る! 取引時のトラブル対処方法


自分で育てた多肉植物を売ってみたいけれど、最初はトラブルが心配でなかなか踏み出せないかもしれません。

また、実際に送ったけれど届かないことや、輸送の間に植物が弱ってしまって届くまでに蒸れて腐ったり枯れたりしていた、葉の取れやすいものはバラバラになってしまっていた、などもあります。

ではそんな時どうすれば良いのでしょうか。

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多肉植物を発送したが、相手先に届かない!

日本の郵便制度や宅配業者はとっても優秀で、地域にもよりますがだいたい発送して1~3日以内くらいには相手先の元へ届きます。

しかし、何らかの要因でお届けの遅延や、誤配、事故などは実際にあり得ます。
確かに稀ですが、当たる時は当たる、と思っておいた方が良いです。

<郵便の場合>

郵便局のHPに、「郵便物等が届かないなどの調査のお申出」というページがあります。
そこで24時間調査の依頼ができます。

まず「調査のお申出はこちらから」というボタンをクリック。
自分が差し出した側なのか受け取る側なのかを選択します。

調査の項目は、
・郵便物が配達されない
・郵便物などの中身がなくなった
・遅れて配達された
・配達時に既に開封されていた
の4項目があります。該当するものを選んで下さい。

次に差出人の名前や住所、連絡先などを入力、受取人の名前や住所、連絡先などを入力します。

次に郵便物を何のサービスで送付したかを選びます。
多肉植物の場合は第四種郵便を使用することが多いですね。

第四種郵便を選択し、その下の詳細で「植物種子等」を選びます。
(他の方法で送付した場合は、実際に送付した方法を選択してください)

その下にオプションの選択欄があり、速達や書留を利用した場合はそれぞれ選択します。

そして入力必須項目にはなっていないものの、重要なのが「郵便物等の外見について入力してください」という欄です!
郵便物の特徴…、例えば容器の形状や色、材質、大きさや重さなど、できるだけ詳しく記入しましょう。

例えば…
「透明のお弁当パックに、ティッシュで包んだ植物が入っています。宛名はシールで貼り付けています。」という具合です。
大きさと重さは別で記入欄がありますので記入しましょう。
他に、内容品とその特徴、郵便物を送付する時にかかった料金を記入する欄があります。

最後のページで郵便物を差し出した場所と日時を記入して終わりです。

受付番号とパスワードが発行され、以降調査状況の照会をする時に利用しますので無くさないようにしましょう。
また、取引相手にもこの受付番号とパスワードをお知らせすると、各自で状況を好きな時に確認できるので良いですね。
ログインして照会内容を確認しても、受付時に入力した細かい内容などは参照できませんので、確認画面はプリントアウトしておきましょう。

<宅配便の場合>

宅配便には「お荷物お問い合わせ番号」というものがついていますので、発送伝票の控えは取引終了まで必ず取っておきます。

問い合わせ番号を、それぞれの宅配業者のHPで入力し、配送状況を確認できます。
営業所やカスタマーセンターへ直接電話をして問い合わせることもできますがとにかく問い合わせ番号がないと調べられない場合もありますし、調べてくれたとしても特定までに余計な時間がかかってしまいます。

番号を入力して配送状況を調べた時に、「配達完了」になっていても購入者が嘘を言っていると思うのは気が早いです。
宅配業者が間違って別のところへ届けて「配達完了」としてしまっている場合があるからです!

最近は宅配ボックスへの配達もありますので、相手方が自分の荷物だと確認していなくても配達されてしまう場合があります。
親切な人ならばすぐに宅配業者へ連絡してくれるでしょうが、毎日多忙な人だと宅配業者への連絡が忘れそのままになってしまう可能性もあります。

この場合は、宅配業者の営業所やカスタマーセンターに電話をして、誤配であることを伝えます。
ドライバーさんが間違って届けた住所へ取りに行って、配達し直してくれるでしょう。

配送方法にもよりますが、発送受付後の紛失保障は宅配業者がしてくれます。
だいたい30万円以下の保障が最初から付与されています。
ただし、送付方法によっては保障のついていないものもありますので注意してください。わからない場合は発送前に問い合わせましょう。

多肉植物が発送中に枯れたり蒸れたりしてダメになってしまった

多肉植物は、断水してもかなり長い間平気ですが、届いた時に蒸れでダメになっていたり、寒い時期だと凍ってしまったりの危険もあり得ます。

相手が多肉植物に知識のある人であれば、ダメになった部分を取り除いてまたそこから復活させる方法なども心得ているかもしれませんが、それすらできない状態であったりや、そもそも写真と違う状態で届いたことが納得いかない人などもいます。

ですので、葉の取れやすいタイプの多肉植物の葉っぱがたくさん取れてしまっていたからと怒る人もいるでしょう。

その場合どう対処するのか?は、実際のところ「出品者しだい」ではあります。

出品者と購入者の間でトラブルがあった場合、プラットフォームとなるサイトを運営している会社は間に入ってくれません。
当事者同士で話し合って解決してください、とガイドラインに入っています。

単純に購入者側の受け取りが遅くなってその間に植物が弱ってしまったと考えられる場合はまだ話が進めやすいかもしれませんが、ここでトラブルの対処法として出品者様の良心やモラルに従って、と言っても仕方ないと思うので、賛否両論あるとは思いますが一つの判断基準として、

返金または自己負担で再送付する代金 > 悪い評価

返金または自己負担で再送付する代金 < 悪い評価

どちらに感じているか?で判断するという方法があります。

悪い評価をもらっても仕方ないと思うのならば、対応しない姿勢で話しを進め、悪い評価をもらうくらいなら自分で代金を保障した方が良いと思うのであれば、迅速に代替品を送るか返金に応じるのが良いでしょう。

高額商品となればそこに複雑な感情も入ると思いますが、多肉植物はよほどのレア株でないと高額にはならないと思うので、揉めてそこにエネルギーをつぎ込むよりは迅速に再送か返金に応じて終わらせる方が消耗が少ない気もしますが。

ただ、迅速に代替品を送付したり返金に応じたとしても、相手が必ず良い評価をしてくれるとは限りませんけどね…。

あくまでも、判断基準の一つでこれが絶対正解という訳ではないということは念頭に置いておいて下さい。


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トラブルにあわないために注意したいこと

まずは、商品の説明分の中やプロフィールの文中に、出品者の方針を明記しておくことです。

「保障のある発送方法をご希望の方はプラス〇〇円でお受けしますのでご相談ください。保障の無い発送方法を選択された場合、万が一事故があっても保障できません」

「植物ですので日々状態が変化します」

「ノークレームノーリターンでお願いします」

「届いた商品に問題があった場合は評価前に連絡ください。対応します」

などなど、様々な文章がありますが、どんなトラブルがあった時に自分はどう対処するのかをあらかじめ明記しておきましょう。

しかし、あまり長くだらだら書いては読まない人も出てきますし、書いていたとしても相手が納得しなければ結局、「当事者間で話し合う」ことになります。

そうなった時、自分の手元に何も証拠がないのでは泥沼化してしまいます。

発送前の植物の状態、梱包の状態などを写真に撮っておいたり、送料の領収書や発送伝票の控えなど、取っておけるものは取引終了まで必ず置いておきましょう。

そして、メッセージのやり取りは冷静に、慎重にします。

相手がけんか腰や一方的にこちらが悪いと言ってきたとしても、そこで興奮してけんか腰でやり返したりしないことです。

罵りあってもけして問題は解決しません。

まずは、相手がどうしてほしいと言っているのかは必ずヒアリングしてください。
相手の求めていることが何なのかは、実は人によってけっこう違ったりします。

証拠を提示すれば納得してれくれる人もいれば、お金を返してほしい人、ちゃんとした商品が欲しい人、謝罪が欲しい人、今後の改善点を示してほしい人…

だいたいはお金を返してほしいとか商品を届けてほしいという人が多いですが、相手が本当にどうしてほしいのかを特定する前に違った対応をしてしまうとこじれる場合があるからです。

相手の要望を正しく理解して、対応できると思えるならする、とても対応できない要望であれば時には毅然とできないと伝えることも必要です。

あ、もちろん100%自分のミスで起こったトラブルは素直に謝罪して対応してくださいねw(宛名書きをミスったとか梱包がずさんだったとか…etc)

まとめ

トラブルは、何百件取引しても起こらない時は起こらないし、起こる時はたったの一件しか取引してないのに起こってしまうこともあります。

起こってしまってから焦るのではなく、普段からある程度想定して自分だったらどうするかを決めておくと良いと思います。

「当事者間での話し合い」になった場合、絶対の解法は無いですし、どんなに手を尽くしても円満解決するとは限りませんが、自分がちゃんと取引を進めているならばそんなことばっかりではありませんのでめげないでくださいね。

たくさん良い出会いもあるはずなので。

多肉植物の記事をまとめて読みたい方はこちらの目次ページをご利用ください。
多肉植物記事まとめ【インデックス】

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