アフリカ亀甲竜を購入したので育て方を調べてみました!

先日、初めて「塊根植物」を手に入れました!

亀甲竜(Dioscorea elephantipes)です。

根元の膨らんだ部分が成長につれて大きくなっていき、
ひび割れて亀の甲羅のように模様を描いていくことからこの名前で呼ばれているようです。

多肉植物はたくさん育ててきましたが、塊根植物は初めてだったため今回育て方を調べてみました。

知恵袋や教えて!Gooなどを見てみても、多肉植物の質問には経験豊富な方からの長文の答えが書き込まれているのに対し、
亀甲竜についてはまだあまり愛好されている方が少ないのか回答が1行で適当なものだったりとかなりヒドイものでしたww

ですので、少しでも参考になるようにまとめてみました。

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亀甲竜を購入したので育て方を調べてみた

亀甲竜とは、ヤマノイモ科ディオスコレア属の植物で、根の部分が塊根状になっている多年草です。

塊根とは、根っこの部分が養分や水を貯え、肥大して塊状になっていることです。

亀甲竜も、根の部分がまあるく膨らんでいます。
この部分が、年数が経つにつれて亀裂が入っていき、亀の甲羅のような模様を描いていきます。

この亀裂の入り方も、浅く規則的な模様を描くもの、
隆起してゴツゴツした深い亀裂になるものなど、株によって様々です。
どんな株に育つかは、環境ではなく遺伝子レベルで決まっているそうなので、育ててみてのお楽しみですね。

主に「亀甲竜」として流通しているもののほとんどは冬型の植物で、秋から春にかけて寒い時期に成長し、夏は休眠します。

生育適温を調べてみましたが、ハッキリと何度~何度と書かれている文献がありませんでした。
耐寒温度は、5℃と言われたり10℃と言われたり。
何故こんなにも差があるのでしょうか。

亀裂の入り方にも個性があるように、生育の仕方も株によってそれぞれで、生育期間も株によって3か月近く差があるとか。

えっ、じゃあどう管理すればよいの!?と思うかもしれません。

ポイントは、暖かくなり始めてきたら葉っぱが一斉に枯れてくるので、それが休眠のサイン。
枯れてしまった蔓は根元から切ってしまってOK。
そうなったら、水は月に一回程度与えるか、完全に断水します。

また涼しくなってくると新しい蔓を伸ばし始めるので、蔓の長さが10センチ程度になったらお水を少しずつ増やし始めます。
蔓が伸びて葉っぱも出てきたのにまだ暑いからと水をやらないと、塊根部分の栄養分を使って蔓が伸びるため、塊根部分がしぼんでしまうことがあります。
しかしあげすぎは禁物。暑い時間帯に水やりしたり、いきなりたくさん与えすぎると腐ることもあるので、様子を見ながら増やしていきましょう。

成長期である秋から初春は、鉢の土が乾いてからたっぷり水やりします。

塊根部分には直接水がかからないようにしてください。

日光も、成長期の秋から初春は直射日光でOKですが、生育地では塊根部分は土に埋まっているため、塊根部分へはできるだけ直射日光を当てないように管理します。

日よけをかぶせたり、伸びてきた蔓と葉っぱで塊根部分に日陰を作ったりします。

最低でも5℃以下にならない環境に置いてあげます。
いくら冬型の植物とは言っても、霜や雪に当たるような環境はNGです。

夏はできるだけ涼しく、日陰になるところで管理します。
カビたり腐ったりしないように風通しの良いところが基本です。

植え替えは、鉢が狭くなってきたと感じたら初秋の成長期が始まる頃に。
用土は、水捌けの良い土が良いため、多肉植物用の土などで良いでしょう。

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亀甲竜はアフリカ産とメキシコ産があるらしい。その違いは。

これまでで、「亀甲竜」と流通しているものはほとんどが冬型で夏に葉を落とすと説明しました。
しかし、中には全く逆の、夏に成長して冬休眠するタイプの亀甲竜があります。

お店やネットオークション、フリマアプリなどで売られているのはほとんどがアフリカ産のディオスコレア・エレファンティペスです。
一般に「アフリカ亀甲竜」と呼ばれます。

一方、あまり見かけないメキシコ産亀甲竜はディオスコレア・マクロスタチア。
メキシコ亀甲竜とも言います。

この二つの見分け方は…

まずは、成長期で見分ける方法。
アフリカ亀甲竜は春から初夏くらいに葉っぱが黄色くなって落ちていき、秋頃にまた新しい蔓が伸びてきます。

一方メキシコ亀甲竜は、その逆で、春から夏ころに新しい蔓を伸ばすか、または年中茂っていてあまり葉を落とさない場合もあります。

とは言っても、その通りのサイクルになかなかならないというネット上の情報が多いのも事実ですww

見た目ですと、アフリカ亀甲竜は塊根部がまんじゅうのように丸いフォルムをしており、メキシコ亀甲竜の塊根部は比較的平べったいものが多いようです。

葉っぱも、アフリカ亀甲竜は丸っぽいフォルムの小さめなハート、
メキシコ亀甲竜は若干縦長で先の尖った、やや大きめのハートがわさわさ茂っているイメージです。

実際の写真見つけました。(2017/07/16追記)
なんか…楽天の写真なんですが…私が言いたかったイメージ通り!だったので、載せてしまいます。

コレ!
若干縦長でわさわさしてますでしょう?!
うーん…若干…いやかなり縦長か。

アフリカさんは、うちのアフリカ亀甲竜の葉っぱのアップを。

亀甲竜の価格相場は…通販で購入する時

亀甲竜は、塊根部分が成長するまで何年もかかります。
2年でも2センチくらいです。
4、5年経ってようやく塊根部の表面が割れてきます。

そんなに成長に時間がかかる上、あまり流通していない品のためネットショップなどで購入すると1万円以上の値がついているものなど
なかなか手の出ない値段であることが多いです。

私は、メルカリで購入しました。
直径3センチで、もうひび割れもできていましたが、送料込み2800円で手に入れました。

ヤフオクなども調べましたが、運よく安い鉢に出会えることもありますがネットショップより少し安いかな…程度のお値段が多いです。
オークションでは安い鉢が出ても、他の人たちも狙っていますので値段が吊り上がることもありますね。

そういう点でもメルカリはお勧めです。値段交渉に応じていただける場合もあります。

しかし、やはりお値段が高いことには変わりないので、比較的安価に手に入る種子から実生(みしょう)にチャレンジするというのも手かもしれません。

亀甲竜は、じっくりとゆっくり大きくなっていくのを時間をかけて楽しむ植物です。
ですので、いっそのこと種から育てると愛情もひとしおでしょう。

種も、ネットショップやオークション、ネットフリマなどで手に入ります。
だいたい5粒~20粒くらいのセットで売っていることが多いのですが、全ての種が発芽するわけではないことを考えると、少しギャンブルのようでもありますね。
生ものなので、もちろん発芽率0%もあり得るわけです…。
お値段は種の個数にもよりますが、500円~2000円くらいです。

そう考えると、植物初心者さんはやはり、2000~4000円くらいで3センチくらいの塊根まで育った苗を買うのが無難かもしれませんね。

まとめ

ぽってりとしたフォルムとハートの葉っぱが愛らしく、深く刻まれた刻印がクールでカッコイイ亀甲竜。
いかがでしたでしょうか?

育ててみたくなりましたか?

私はもう、実生を試したくて仕方がなくなっています。

アフリカ亀甲竜を種まきで増やしてみる!

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