エアプランツがすぐ枯れる! 枯らしてしまう原因と対処法とは


100均やホームセンターなどでも手軽に手に入るエアプランツ。
誰しも一度は枯らしたことがあるのではないでしょうか。

かくいう筆者も、100均で購入したエアプランツをいくつか枯らしてしまってから、これではダメだと思いきちんと勉強しました。

「手のかからない植物」というイメージだけが先行していたエアプランツだけに、同じような経験をした方も多いのでは?

そこで、エアプランツが枯れるような主な原因をここでご紹介したいと思います。

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エアプランツがすぐ枯れる…買った時から元気がない?

まず、一番多いのが購入した時点で既に元気がない。
ということではないでしょうか。

専門店などからの購入ならともかく、100均やホームセンターなどに置いている株は、入荷直後を除いて状態が良いところを見たことがありません。

置かれている場所が店内の日光があまり当たらない場所で、水も長期間あげられていないか、もしくは水遣りはされていても充分に乾燥できるような環境にないことが多いです。

最初から元気のある株を手に入れるには、入荷直後を狙うかきちんと管理されている専門店から購入する方が安全です。

行動範囲にそのような専門店が無い場合は、店員さんに入荷後に電話をしてもらえないかお願いしてみましょう。

100均などでは、意外と快く入荷後の電話を受けてくれますよ。
たくさん購入する場合、あなたのために発注してくれる場合もあります。
まずはダメもとという気持ちでお願いしてみましょう。

少し値段は上がりますが、インターネットのお花屋さんで購入するのもひとつの手です。

インターネットのデメリットは、実際に形を見て選べないというところです。
商品ページの写真と同じ株が送られてくることは少なく、「写真と同等品」が送られてくることがほとんどなので、こだわりをもって選ぶには、やはり店舗で手に取って
見てみるのが一番です。

イオナンタやフックシーなど、ふさふさしているタイプやジュンセアのようなグラス系は個体によってそれほど形が変わらない印象ですが、カプトメデューサやベイレイ、ブルボーサなどは個体によってかなり姿が違いますし、王道のキセログラフィカも葉っぱが詰まっているもの、そうでないもの、きれいな丸形なものなど好みが分かれると思いますので、しっかり手に取って選びたいものです。

エアプランツがすぐ枯れるような環境とは

元気な株を購入したとしても、枯らしてしまうことはあります。
エアプランツが枯れる主な原因とはどんなことなのでしょうか。

まず、エアプランツの生育環境に必要不可欠なのが適度な日光と湿度(水遣り)と風の流れです。

日光は直射日光を避け、明るい日陰やレースのカーテン越し、室内ならば植物育成ランプでも可能です。
植物育成ランプは、意外とスタンドタイプが2000円くらいから売っています。
ワンルームなどでどうしても日当たりの悪い環境で育てなければならない場合、検討してみてはいかがでしょうか。

水やりは、種類にもよりますが1週間に2,3回は霧吹きでたっぷり与えることが必要です。

そして大切なのは、お水をあげた後かならず風通しの良い場所で乾かしてあげることです。
株もとなどに水が溜まったままになっていると、呼吸できずに腐ってしまいます。
室内の場合は窓を開けるか、扇風機やサーキュレーターで空気を流して風通しを良くしてあげましょう。

逆に、水不足になっても枯れていきます。
乾燥に強い種類は3か月くらいもつこともありますが、徐々に弱っていきます。

乾燥して水分不足になると、葉先が枯れこんできたリ、種類によって葉っぱが内側にくるくる巻いてきたリします。
植物自体も軽くなってきますので、水不足のサインを見逃さないようにしましょう。

お水をあげる時は、しっかり滴るくらい濡らす。
濡らした後はしっかり乾かす、のメリハリがとても大切です。


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エアプランツが苦手な季節の越し方…夏と冬

梅雨時は何日も連続して水にぬれた状態が続いてしまうので、雨があまりかからない屋根のある場所へ移動して水に濡れている時と乾いている時のバランスを保つようにします。
あまり濡れすぎたなーと思ったら室内へ取り込んで扇風機などの風を当てるなどです。

夏は、エアプランツにとっては暑すぎる環境のため、外葉が枯れこんできたリ、芯が腐って抜けてしまうことがあります。
必ず直射日光には当たらない環境に置きましょう。

上から降り注ぐ日光だけではなく、真夏はコンクリートの照り返しの熱で高温になったり、水遣り後に熱くなることで煮えてしまったりと、高温になる条件がいろいろあるので注意が必要です。

北向きの涼しいところに置き、水遣り回数を増やして夏を乗り切りましょう。

エアプランツが苦手な季節、日本の梅雨と夏、そして休眠期に入る冬の越し方もポイントになってきます。

エアプランツの成長期は春から秋で、5℃以下になる冬場は成長しません。

冬場は水を切ることで耐寒性が上がるため、10℃を切ってきたら1週間に1回程度の水遣りに減らします。

真冬のソーキングはしない方が無難です。
筆者はキセログラフィカを冬場のソーキングでダメにしましたw
あっという間に茶色くなってしまい、かなりショックですよ…。

エアプランツは標高の高い場所に自生しているものも多くあり、寒暖差は意外と大丈夫なのですが、凍ってしまうとバラバラになってしまうので、冬場はやはり、室内に避難させてあげるのが良いです。

冬場室内に置く場合は、エアコンの風は乾燥しすぎるため、直接あてないようにしてください。

まとめ

エアプランツが枯れる主な原因となる環境などを見てきました。

基本的には、しっかり濡らす(水遣り)、しっかり乾かすを守れば、エアプランツは元気に育っていってくれます。

うちでは、ベランダの物干しざおにかごに入れて吊るしっぱなしで、夏はサンシェードで遮光・雨よけをしています。

かごの中にも、複数のエアプランツをまとめて入れてクランプ(群生)のような状態を作り、乾燥しすぎないようにしています。

小さい株単体だと乾燥し過ぎてしまう場合がありますが、適度な湿度を保つために他の植物と一緒に置くなどの工夫も有効ですよ。

ぜひ元気な株を大きく育ててください。

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